ブラック企業とホワイト企業

仕事の疲れが進行していくと、最悪の場合には過労死に至ることもあるのが実態です。労働時間が週60時間であれば、業務過多となります。休日出勤などが増加し、労働時間が超えてしまうこともあるので注意しましょう。また、ちょっとしためまいだから、少しだるいだけだからと仕事の疲労に蓋をしてしまうと、取返しがつかないことにもなりかねません。
弱音を吐かない、自分で解決しようとする人は特に注意が必要で、疲労の蓄積を見逃す可能性があります。ホワイト企業なら、健康診断に加えてストレスチェックなども定期的に実施されるでしょう。ブラック企業のハラスメントなどで心が病んでしまった場合は、厚生労働省が推奨する総合労働相談センターやこころの耳電話相談などへ相談することが大切です。

また、業務内容に応じて最低賃金以下のケースもあるかもしれません。そのような場合は、居住する都道府県の労働基準監督局に確認を取ることが重要となってきます。報酬制であっても同業種と比較して低すぎではないかなども確認し、業務時間とのバランスがとれない場合は契約を見直してみてみましょう。あまりにも開きがある場合は、無理して続けても良い結果は得られません。
一方、ホワイト企業の場合には同業種との水準を合わせた無理な給与で仕事の押し付けはないように、待遇面では精査されているのが特徴です。ブラック企業と思われる職場での待遇面で納得いかない場合は、自分の心身に負荷がかかりすぎていないかをしっかり把握しましょう。